

悩んだけど彼女と婚約することにした。この日(2026/2/8)は俺が京都に来てからちょうど一年で彼女と出会ったのはそのすぐ1ヶ月程あと。彼女は本当に綺麗な人だけどASD特性を持っている。今まで色々なことがあった。ほんとうは結婚してうまくいくかどうか確かめなくちゃいけないことはたくさんあったけど、俺たちにはタイムリミットがあったせいでそれができなかった。
この日の京都は朝から雪が降っていた。俺は雪は綺麗だから好きだ。祝福のように感じた。京都に移住してから初めて金閣寺に行った。雪の金閣寺はやっぱりすごく綺麗だった。迷いなく婚約の言葉を言えると思った。金閣寺で漆のオルゴールを買って彼女の家の近くで花束とケーキを買った。
この日の彼女はとても機嫌が悪かった。この日は彼女の体調が悪い日で、さらに悪いことにもともと18時に会う予定を俺が15時に繰り上げたことでさらに機嫌は悪くなっていた。彼女の家でケーキを食べて犬カフェに行ってホテルでディナーを食べて再度彼女の家に戻ってきた。彼女の家で「俺の気持ちは九割は関東に戻ろうと思っているけど一割は一緒にいたいと思っている。俺のことを好きと言って欲しい」とお願いした。そうしたら好きと言ってくれた。
正直なところこの言葉を引き出すのは難しいと思っていた。この日の彼女の機嫌は最悪だった。こういう時は信じられないような言葉が出るのがいつものことで、今日もそうなると思っていた。九割関東に戻るというのは本音だった。きっと曖昧な返事がくるはずで、はっきり言って欲しいと俺が聞くとだんまりになるか破滅的な言葉が出てくるかのどちらか。その時は俺たちの関係を終わりにするつもりだったしそういう予想に少し安堵すらしていた。けど実際はそうならなかった。
彼女が俺を好きと言ってくれたから俺は関西に留まることにした。彼女の言葉を聞いたとき意外な気持ちと将来を仄暗く感じる気持ちがまず訪れた。その後しばらく彼女とハグした。この日の彼女はずっと冷たかったがこの時は優しく抱き返してくれた。オルゴールと花束を渡して次に会う約束をして家を後にした。話は変わるが今年の正月に三島駅で降りて富士山を見に行った。天気が悪く富士山の姿が見えなくてレンタカーで近くに行って見ようとしたけど結局雲に隠れてほとんど見えなかった。三島で一泊して翌朝の帰り道、新幹線のホームから少しだけ富士が雲間から顔を覗かせているのが見えた。それで十分だったと俺は思う。
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